今回は、2024年末にNABLASで初めて開催した社員総会についてのイベントレポートをしたいと思います。
NABLASでは、リモートワークを中心とした働き方を採用していますが、リアルな場でのメンバー同士のつながりやコミュニケーションも大切にしています。今回の社員総会は、会社のMVV(Mission、Vision、Values)を社内で改めて共有したり、メンバー同士の相互理解を深める貴重な機会となりました。
本記事では、社員総会を開催した背景や当日の様子、そして参加者の声をお届けします!

1. 社員総会開催の背景と目的
NABLASは2022年の春以降、リモートワークを中心とした働き方に切り替えています。これにより、メンバーは柔軟な働き方ができるようになった一方で、「直接会って話す機会が減った」「他部門のメンバーがどんな仕事をしているのか把握しづらい」といった声を聞くようになりました。こういった課題の背景には、リモート環境下におけるメンバー間のコミュニケーション不足があるのではないかと考え、メンバー間のコミュニケーション促進や経営層と社員との意思疎通を行う場として社員総会を企画することにしました。また、企業のMVVを再構築したタイミングでもあったため、会社の1年間の総括や今後の進むべき方向性を再確認する場としても、オフラインでのイベントは有効だと考えました。
社員総会開催の目的は主に以下の3つです。
対面での交流機会をつくる(リモート中心の環境でも対面でのコミュニケーションを大切にする)
会社のMVVや現状を再確認し、組織として進む方向性の共通認識を持つことで一体感を高める
一緒に働く仲間に対して部門を超えた理解やリスペクトを持つ
なお、年末という時期の都合上、自国へ帰国しているメンバーがいることや当日の体調不良などを考慮し、参加については原則オフラインとしつつも、事情に合わせてオンラインでの参加も可能とするハイブリット式を採用することにしました。
2. 当日の様子
当日のイベントは以下のスケジュールで進めました。
【社員総会のタイムテーブル】
10:00 - 12:00 当日準備:機材の準備や流れの最終確認
第1部
12:00 - 13:00 ランチ会:ランチを楽しみながら自由に交流
第2部
13:00 - 13:05 開始の挨拶:社員総会イベントのテーマ・ゴールの共有
13:05 - 13:30 代表・部門長の発表:1年間の総括やMVVの共有、チーム活動報告
第3部
13:30 - 14:10 レクリエーション:共通点探しゲーム&プロフィールクイズ
14:10 - 14:25 閉会の挨拶と写真撮影
14:25 - 大掃除→終了後業務再開
【イベント参加者】
全24名(オフライン21名+オンライン3名)
2-1. 当日準備
当日の朝は、会場の設営や機材の動作確認、参加者の出席確認、ランチの設営やレクリエーションのグループ分けなどバタバタしつつも順調に準備を終えました。
2-2. ランチ会
総会の前には、みんなでランチを楽しむ時間を設けました。オフィスにあるバーカウンターや芝生に座り、対面して食事を楽しみながら雑談することで、自然と打ち解けた雰囲気になっていたと思います。ランチのメニューは、今半(すき焼き)とFire House(社内で人気のハンバーガー屋さん)。事前に希望メニューのアンケートをとり、少しリッチなお昼ご飯を楽しみました。

2-3. 総会
いよいよ社員総会がスタート!オフィスに併設するiLect Studioという講義室を活用し総会を行いました。会の冒頭では参加者全員にとって有意義な時間となるよう、予めイベントのテーマとゴールの共有を行いました。
【NABLAS社員総会2024のテーマとゴール】
テーマ:Connection.
ゴール:
会社のMVVを理解する
NABLASへの帰属意識を持つ
会社の目指すべき方向に向かってメンバーと一緒に頑張りたいという思いが強まる
メンバーの知らなかった一面を知る

続く代表からの発表では、1年間の業界の流れや会社の業績と共に、再構築したMVVの内容を振り返りました。
NABLASのMissionは「Discover the gradients, Towards the future」。深層学習の勾配∇(ナブラ)に由来し、より良い未来創造のために探索・創造し続けることを目指しています。Visionは「良き先人となる - Be a good ancestor」。AIという強力な技術に対し、負の遺産ではなく、未来に資するレガシーを残していく姿勢を大切にしています。
MVVの再確認は、組織として目指すべき姿を改めて認識する場となりました。

部門長からの発表では、チームでの1年間の活動報告や日々の業務におけるメンバーそれぞれの成果、感謝が伝えられ、他部門の動きやメンバーの業務についても理解が深まる場になったと思います。
レクリエーションでは、グループ対抗の共通点探しゲームと個人戦のプロフィール早押しクイズを行いました。ランダムに分けられたグループでの共通点探しは難易度が高いと思われましたが、1位のチームは10個以上の共通点を見つけ、大いに盛り上がりました。
また、プロフィール早押しクイズでは社内で公開している各々のプロフィール情報からクイズを10問出題し、早押しで正解数を競う形で実施しました。事前にプロフィールの熟読を推奨していたこともあり、とてもレベルの高い戦いとなりました。クイズを通し、改めてメンバーの趣味やモットー、それぞれの個性を知ることができる時間となりました。


2-4. 大掃除
最後は、せっかく集まった機会を活かしオフィスの大掃除を行いました。各部門に掃除担当区域と掃除内容を分担し、1年間の汚れをみんなできれいにしました。
3. 参加した社員からの声
社員総会終了後には、振り返りのアンケートを実施し、イベントに対する満足度や良かった点、改善点を集めました。イベント全体の満足度は、5を最大評価とし4.67ポイントという高い評価を得ることができ、参加したメンバーからは
「役員それぞれから会社のことについて聞けたのが良かった」 「レクリエーションでは、メンバーの事を知りながら楽しめたため充実した時間となった」 「オンラインのメンバーも楽しんでいたように思う」
といったポジティブな意見が多く、当初設定していた4つのゴールに対してもしっかりとアプローチができていたと感じています。
4. イベントから得られた価値
今回の社員総会は、単なる年末のイベントではなく、NABLASの企業文化をより深く理解し、メンバー同士の結束を強める貴重な機会になったと思います。
1. 対面での良い交流の場となった
日頃はリモートで業務を進めることがほとんどであるメンバーにとって、直接顔を合わせて会話や交流をする場は、非常に有意義な機会になったと思います。特に、ランチ会やレクリエーションを通じて、普段オンラインでは見えにくいメンバーの個性や人柄を知ることができ、改めて「一緒に働く仲間」としてのつながりを実感する機会となりました。「はじめましての方と対面で会うことができた」といった声もあり、メンバー同士が顔を合わせる機会の創出という面でも良いイベントだったと思っています。
2. 企業文化を浸透させる良い機会となった
イベントを通じて、NABLASが掲げるMVVを改めて確認する機会になったと思います。アンケートでは多くのメンバーが「会社経営実績や方針を聞くことができて良かった」といったコメントを残しており、代表や部門長からの発表を通じて、目指すべき方向に向かうために、チームが今後どのように日々の業務を進めて行くべきかを考えるきっかけになったと思います。
3. 他部門の活動を知る良い機会となった
リモートの環境では、どうしても他のチームの動きや状況が見えにくくなりがちです。しかし、社員総会では他部門の1年の活動内容を知ることができる機会となりました。部門長の発表では、各チームのプロジェクトの進捗や成果が共有され、誰がどんな業務をしているのかを改めて知る場面もあり、お互いを知りながらリスペクトを持つことに繋がったと感じます。
5. NABLASでは一緒に働く仲間を募集しています!
今回の社員総会を通じて、メンバー同士のつながりの大切さや、目指すべき方向に対して共通認識を持つ組織の一体感の重要性を改めて実感することができたと思います。今後もNABLASでは、リモートワーク中心の環境下でも、対面でのコミュニケーションの機会を大切にし、お互いにリスペクトを持って活動していきます。
NABLASでは、エンジニア・リサーチャーを中心に、より良い未来を創造するために技術やサービスについて探索・創造していきたいメンバーを募集しています!
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